革の裏側であるトコ面をトコ処理剤で磨き、毛羽立ちを抑えます。
トコ処理に使う道具
「トコフィニッシュ」、「ヘラ付きヘリみがき」を使います。
また、広いトコ面を磨く場合は、ガラス板で磨いた方が簡単に処理することができます。
レザークラフト用のガラス板が売られています。
底が平らな厚手のガラスコップでも代用できますが、割れると怪我をするため、丈夫なものを使用してください。
トコ処理剤をつける
トコ処理材を指でとり、トコ面に軽くのばします。
つける量はそれほど多くなく、磨く際に全体に伸ばせればよいです。
ただし、革の表面(ギン面)につくと、シミになる恐れがあるため気をつけましょう。
トコフィニッシュの方がシミになりやすい気がします。
磨く
ヘラでトコ処理材を伸ばして、磨きます。
広い面は、ガラス板で磨いてもよいです。
毛羽立ちがおさまり、ツヤがでるまで磨きます。
トコフィニッシュとトコノールの違い
代表的なトコ処理剤として、「トコフィニッシュ」と「トコノール」があります。 どちらも使い方は同じですが、仕上がり具合が違います。
トコノール無色は色は白いですが、伸ばして磨けば透明になります。
仕上がりはトコノールの方がツヤがある仕上がりになります。
トコフィニッシュの方は安いですが、ツヤのある仕上がりが好きなので、自分はトコノールを使っています。