レザクラ。

長財布Aを作る その1

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ポピュラーな長財布の作り方を3回に分けて掲載します。


完成品

作る前に完成品を掲載します。
作る前に完成イメージをご確認ください。
大きさは20cm×9cmです。

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大きめのバネホックを利用しているため、止めやすいです。

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カードポケットは6つあります。

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札入れはマチ付きで、コインケースも大きめです。
札入れとコインケースの間にカードを入れることができるスペースもあります。

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材料を準備する

必要な材料を準備する。

  • ・革(0.8mm) A4 4枚
  • ・15mmバネホック2組
  • ・ファスナー14cm

ファスナーは、14cmのものがなくても、お店の人に言えば長さを調節してくれます。
長めのファスナーを購入して、詰めてもらいましょう。
利用する型紙はA4サイズが3枚ですが、裏地としてもう一枚分用意します。
裏地は違う色にしても面白いと思います。
ハギレ革でサイズが確保できない場合は、違う色の革を組み合わせて作ってみましょう。


型紙を作る

本サイトの型紙から長財布の型紙をダウンロードします。
A4の紙に印刷して、厚紙に貼付けて利用します。
長財布の型紙

参考にする基本技法
型紙を用意する

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本体は厚い革で作る場合は、一枚でいいです。
今回は、0.8mmの革で作ることを前提にして話を進めます。

型紙を革に載せて、裁断する位置を決めます。
型紙が多いので、以下の点に気をつけて、裁断する場所を決めます。
・表面にくる場所は、傷がない面を使う
・無駄にならないように型紙をうまく敷き詰める

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革を裁断する

型紙を当てて、丸ギリで革をけがき、革を裁断します。

参考にする基本技法
けがく
裁断

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本体を張り合わせる

本体と裏地の革を張り合わせます。
本体に裏地となる大きめの革を張り合わせます。

参考にする基本技法
張り合わせる

本体の全面にサイビノールのヘラで伸ばして、裏地の革を貼付けます。
財布を開いた時に、本体が曲がった状態を維持するため、革を曲げてはりあわせます。

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革を張り合わせる時は3回にわけて張り合わせるとよいでしょう。
①でまっすぐに張り合わせます。
②で裏地の革が下になるように90度曲げて、サイビノールを縫ってから、本体を張ります。
③でまっすぐに張り合わせます。

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こうすることで、本体が曲がった状態で張り合わせることができます。

ボンドが乾いたら、革が余っている箇所を別たちで切り落とします。

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